スジエビは冬になれば冬眠のために近場にはいなくなる?

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タナゴ飼育
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スジエビは冬にはいなくなる

スジエビはタナゴの貴重な生き餌


自宅近くの用水路でスジエビを採集したのは去年の秋ごろのことです。
わずか30分ほどの採集作業で簡単に100匹以上の採集ができました。

採集したスジエビを水槽に入れればすぐにパクパクと食べて、一週間たてばスジエビはすっかりいなくなってしまいました。
タナゴにとってはスジエビは大好物であったということです。

水槽で飼育していると生き餌を与えるのはなかなか難しいのでよい生き餌ということになります。
そのせいか知りませんが、水槽で飼育すると少しずつやせていくタナゴがプリプリ元気な状態でした。

近くの用水路にスジエビはいない

去年にスジエビを与えてから結構な期間が経過しているので、そろそろ生き餌を与えようと思って近くの用水路に行ってみました。

冬場は極端に水が減っている時期がありましたが、本日は極端な減少はありません。
藻はあまりない状態です。

スジエビは藻に隠れているので藻が少ないということはスジエビもいないかもしれません。
用水路に到着して「ガサガサ」とやりましたが、スジエビは入りません。

昨年は、一度ガサガサをすれば20~30匹ぐらいは採集できましたが、いくらやってもゼロです。
一瞬、「去年採集しすぎた」というのが頭をよぎりましたが、そんなに簡単にいなくなるわけがありません。

季節的な要因かなというところです。

桂川にもスジエビはいなかった

近くの用水路にいなくても水量の多い桂川まで足を延ばせばスジエビは採集できるのではと考えて、今にも雨が降りそうな天候の中桂川に行きました。

この時期に桂川に来ることはあまりなかったのですが、来てみると水辺にある草などがあまりない状態になっていました。
この風景を見た瞬間、「桂川にもスジエビはいない」かもというのが頭をよぎりました。

季節的な要因で水際の草は枯れてない状態でした。
よく考えてみれば当然なのですが、スジエビの隠れるような場所は見当たりません。

雨が降りそうな日でしたが、ヘラ釣りの人やバス釣りの人はいました。
数は少ないけど釣れるのでしょうね。

折角来たので水際の障害物がありそうなところで「ガサガサ」をやってみました。
予想通り何も入りません。

何か所かやってみましたが、同じです。
考えてみれば桂川に来るのって早くてもGWぐらいでこの時期には来たことはありませんでした。

スジエビよ、どこに行ったという感じです。
スジエビはどこか深場にいったかもしれません、温かい時期と同じ採取方法では摂れないということでしょう。

スジエビは冬眠するの?

冬というか春近くという季節になっても川でスジエビを採集することができないので、スジエビは冬に冬眠するのかについて調べてみました。

スジエビの寿命は1年ではなく2~3年生きるはずなのでどこかで越冬しているはずです。
調べて見るとスジエビは冬眠しないようです。

冬にスジエビの採集がしにくくなるのは、寿命を迎える個体がいて絶対数が減るということと隠れるための草木が枯れてしまうので簡単には採集できなくなります。
冬にスジエビが採集できる場所を見つけるのも困難になります。

冬から春になって川沿いの草木が少しずつ増えてきたら徐々にスジエビも戻ってくるでしょう。
スジエビがもっとも多く採集できるのは繫殖が始まる夏以降です。

スジエビをコンスタントに提供するには飼育しないといけない

近くの用水路でも桂川でもスジエビを採集することはできませんでした。

スジエビの寿命は1年ではなく2~3年なのですべて死に絶えたというわけではありません。
スジエビが溜まっているところがあると思うのでその場所を探し出せば採集はできるかもしれません。

ただ、これは結構難易度が高いかなと思います。
まず、どの当たりか検討がつきません。

それに網を入れることが可能な場所かもわかりません。

となると選択肢は3つ
1)ネットで購入をするまたは赤虫などの別の生き餌を与える
2)生き餌は与えずにスジエビが採集できない時は配合餌のみにする
3)餌用のスジエビを飼育する

もっとも無難なところだと「2」です。
タナゴの飼育に必ず生き餌は必要というわけではないので。

「ネットで買う」となるとタナゴの飼育にお金が掛かりすぎです。

あり得なくはないと思うのが、「3」です。
別に1つ水槽を立ち上げないといけなく管理の手間が増えますが。

「エビ水槽」を立ち上げてそれでスジエビを飼育してそこから少しずつスジエビをあげれば、冬でスジエビが採集できない時期も生き餌が供給できるということです。
スジエビの飼育の難易度はどんなものなのかというのはわかりませんが。

ミニチュアビオトープにしてメダカも合わせて飼育してもいいかもですね。

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“スジエビは冬になれば冬眠のために近場にはいなくなる?” への1件のコメント

  1. こんにちは。文中随所に『スジエビ』とあり、たしかに単独写真にはドーンとスジエビが映っておりますが、採集した白いバケツに大量に入っているのはシルエットから判断すると『ヌマエビ』の仲間です。たぶんミナミヌマエビではないかと思いますが、ヌマエビなら草食で小型なので餌に適していそうです。しかしスジエビやテナガエビは肉食が強いうえ環境が良ければすぐに大型化しますし、何よりハサミでタナゴを捕まえてしっかり食べますよ。ハサミの小さいスジエビでも、育てば凶暴化して24時間いつでも獲物に襲いかかります。もし安易に釣具屋で買って水槽に入れる読者がいたら、仔魚が荒らされてしまう可能性が多分にあります。表記を『スジエビ』から『ヌマエビ』に修正することをお勧めします。

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